PCゲーム レビュー 日記

[Gameplay]S.T.A.L.K.E.R. 3作を続けてプレイする

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現在 S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky(CS) の途中までプレイ中。こう見ると見た目にかなりの差があるなと思えるが、プレイ中は。

  • ノーマルマッピングに対応
  • DX10 への対応(設定次第)
  • ダイナミックシャドウに標準対応

環境のせいかもしれないが、DX10の 設定にしたら起動後タイトル画面が真っ黒のままというケースが発生した。その場合は DX10 のファイルを消せというフォーラム情報もあったが、1ゲームのために弄るのは怖かったのでインストールし直した。DX10 の設定を使わないことと、最高設定だとゲーム自体がどうにかならないか不安だったので High 設定に落としてプレイして、その後は目立ったバグもなく進められている。1枚目の画像が High 、2枚目が Ultra であまり違いは感じられないと思う。

というのはひとまず置いておいて、前作のまだ語ってない良さをまとめて書いていく。

Shadow of Chernobyl (SoC) のストーリー演出のうまさ

プレイヤーに与えられる情報が「Zone って何さ」「S.T.A.L.K.E.R. の入れ墨は何なの?」「Strelok を殺せ」というところだけで、具体的に何をするかは示されていない。この世界に放り込まれてはいどうぞ、という感じでかなり投げやりなスタートなのだが、世界に放り込まれて記憶を無くしている Marked One 君も同じ状況に置かれている。そのため「自分がその世界に入り込んで行動している」感が強く、ストーリー進行はお使いの繰り返しなのに全く嫌味に感じない。それどころかどんどん次のミッションを受けて「あれは何なんだろう」という謎を解明したくなるほど。

全力でステルスしても良いし、全力で敵(でないものも含む)全部倒すようにプレイしても良いし、舐めるようにマップ全部を調べ尽くして寄り道しても良いという幅の広さがまず素晴らしく、やらされてる感の軽減に効果的になっている。加えて、各種 NPC のエスコートなども死んだら失敗扱いでゲームオーバー、ではなく代替ルートが用意されているので、成功するまでやり直すとか先回りしてルートを開拓しておくなどの必要性がない。戦闘中に自分が死んだ、などは普通なので仕方がないが、こういう重要なクエストが失敗したのでやり直し、というのは興がそがれるだけでなく時間もかかる。

欲を言えばもう少し死ににくくても良かったと思うが、そこは難易度を下げれば問題ないとも言える。「選択肢が多い」「中断されない」というのはプレイ中の没入感に大きく影響するので、この SoC が優れている点はこのあたりに集約されると思う。そしてそこの面白さが続編の Clear Sky でスポイルされてしまった。もちろん選択肢が多いと言ってもメインシナリオの不可避な部分はどうしようもないのだが、サブクエストがどうでも良すぎるくらいの出来栄えなので気にならない。あれを倒せとかあれを持ってこい、報酬はちょっとのお金と回復材ね、みたいなものばかり。金はアーマーと弾薬を買う程度にしか使えないので報酬自体が意味を成さない。この金が意味を成さないのでやらなくていい→ストーリーだけ追えるというのも結構重要な点だったりする。

とにかくストーリー展開にそのまま乗っかって、先に進みたくなる作りになっている。進行順に次のマップに進んでいくので、進めるたびに世界が広がっていく楽しみや、謎が解明されていくワクワク感がアップするので、寄り道をする意味も目的も基本的にない。

 

最後は字幕が欲しかった

キャラ同士のやり取りはリアルタイムとはいえ基本的には危険のないところで会話しているので、じっくりと字幕を読みながら進められた。最後さぁ

言葉の洪水をわっと一気に浴びせかけてきた。おい字幕!ここでもう仕方がないのでスポイラーというかネタバレを見る羽目になってしまった。なーんとなくわかってもじっくり知りたいじゃない。今まで謎だったものが最後に一気に明らかになるので、途中で投げずに最後までプレイしてほしい。

そしてこの褒めてる内容が大体 CS の欠点として刺さってくるのはプレイするとわかる。アレにいろいろ言うのは次の機会にするとして、SoC での雰囲気やゲーム性などがとにかく自分にとって面白いものだったということになる。

当たらない銃を構えながら味方と行動を共にして、Bandit から武器を奪い取るどっちが Bandit だかわからない行動を取って、次の Loner の集まりに行って情報を得る。ミュータントから逃げながら次へ進んで、Duty の人たちから情報を得て…と世界に沿った行動を取りながらどんどん先に進んでいく感覚はなかなか味わえない。こうしてとにかく没入しつつも、しっかりとストーリーの発端である謎を解明し、進み、ちゃんとしたエンディングでは全ての謎が語られるというのも見逃せない。しっかりとストーリーを追いつつ、適度な戦闘や難所突破のためのルート開拓を楽しめるので、とにかく戦闘が苦手な人は難易度を下げる。また英語の分量が多すぎると思ったら日本語訳パッチを当てたり、じっくりと辞書片手に何が起こっているかを確認しながら進むと、このゲームをより楽しむことができる。むしろやらないと勿体ない。もう序盤から戦闘が苦手だという人は戦闘が楽になる系の MOD を探して当ててしまってもいいと思う。

あくまで「素の状態(バニラ)」でのお勧めの仕方だが、追加システムやシナリオ、ゲームのプレイスタイルまで弄ることができるようなので、本編に飽き足らずどんどん遊んでも行けるという幅広さは、ある意味「本編はメインタスク以上の作り込みは無理でしたわ」という部分の埋め合わせに最適である。私はとりあえず本編の3作品を何も入れずにプレイしているので、まずそのあたりをお伝えしたい。

 

名物らしいバグとか

何がどうなったらこんな身投げするAIを組んでしまうのかは不明だが、ポピュラーなバグらしい。あとは地面すり抜けとかもどんなゲームでもとにかく探してしまう。そして発見する。

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