タイトル: Serious Sam Fusion 2017 (beta)
開発元: Croteam
パブリッシャー: Devolver Digital, Croteam
2001年に発売された初代 Serious Sam: The First Encounter から15年、Serious Engine 3 を使ってリメイクされた Serious Sam HD: The First Encounter からも既に8年近く経過した今、なぜか FirstEncounter(HD)・SecondEncounter(HD)・3・VRのすべてをまとめて起動できるハブとして Fusion をリリース。この croteam はやたらに新技術にご執心で、あれやこれやの技術が出てきたら大体対応させようと改造を施すのである。
Fusion で対応してるもの
ありすぎて多いので公式を参照と言いたいくらいであるが、
- SteamOS/Linux/OSXに対応
- Vulkan API に対応
- セーブが軽く早くなった
- MOD やカスタマイズがより楽に導入できるように
特にセーブが速いのが一番実感できる。なぜなら HDSE の頃はクイックセーブで…1秒くらい止まっていたからだ。
HDから変わったこと
ゲームプレイに関してエンジンが変われば操作性等々が変わることは、HD の時点ですでに体験済みである。ので、実際に遊んで変わったなあと思う点をちょこちょことまとめていく。
- ナイフ全然当たんねえ
- Bull の追尾性能がおかしなくらい上がり、すぐに反転してくる
- ロケットランチャー弾が8発(HD)→5発になった
- ミニガンこんなに弱かったっけ
- ショットガンの精度悪くなってない?
大体武器性能が下がって敵の能力が上がった感じがする。アップデートごとに変化はあるかもしれないが、昔の記憶と TFEを 遊んだ感覚の違いが出ている感じだ。
グラフィックなどは本当に HD の時代ですでに綺麗だったので、ことさら「ここが変わった!」という感覚にはならない。もちろん初代からのレンズフレアの描写や底抜けに明るい背景なども健在で、目が疲れるが見ていて飽きさせない。
5月終了時点で3の実績が追加されたので、そろそろ3も起動できるようになると思われるが、現状は TFE だけクリア済み。マルチは相変わらず人がいない。シリアスサムらしさはしっかりと残っているので、今後のアップデートがどこまで対応していくのか楽しみに待ちながら、プレイ感をデベロッパーにフィードバック出来れば最高だ。
いやほんとマジで牛がヤバすぎるんすよコレ。壁に上ってちくちくやることも辞さない。2017年のゲームでこういう遊び方ができるのは本当に貴重だと思う。
ロケジャンを前提としているような配置もそのままなので、当時の楽しさがそのまま楽しめる。
こういう台の上に置いてあるやつ「どうぞ取ってください」と言っているに等しい。そして失敗して無駄にライフを消費するのもまたそれらしい。