PCゲーム 日記

[Gameplay]Out of the Park Baseball 20 part1

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もはやことさら語ることもないほどいつものOOTPシリーズ。現時点で一応これが最新シリーズであり、2018年でのデータ収録。いつものようにメジャーには目もくれずNPBの阪神でプレイを行う。正直何が変わったのかはイマイチピンとこないことも多いほど「いつものアレ」だが、データ自体は毎年入れ替わっているのでそれを見るだけでも楽しい。

カラーコーンおじさん

大体プレーするときは重さとプレイヤーのバリエーション的に、日本とKBOと独立リーグあたりを使い、メジャー~ルーキーリーグあたりはオフにしてあるので、日本に来るメジャーリーガーの能力チェックができない。なので、最初にメジャーだけでチェックをしてみた。ボーアさんはMLBレベルでもなかなかにスラッガーで、超がつくほど足が遅くて守備範囲がクッソ狭いという前評判通りの数値だった。リーグをonにしてないとこの選手もリリースされないので、今回プレーする上では日本球界に呼ぶことはできないので、ここで見納めとしておこう。

さっそくやってみよう

多分ゲーム中に自然発生しないであろう「colon cancer」

阪神の2018年度は最下位に沈んだので、最初からクソ弱いチームなのだろうと思っていたらところがどっこい。

  • 梅野が大して強くない代わりに原口がスラッガー
  • 藤浪が暴れ馬
  • 北條・糸原・近本・木浪はスタメンレベルではない
  • ノリハルの査定おかしいやろなんやこれ
  • ベテランの糸井・鳥谷・上本が不動のスタメン
  • どうして高山はいつも強いんですか
  • 外国人枠の関係上「メッセ・ガルシア・ジョンソン・ドリス」から2人まで

というわけで内野が充実しており、センターが厳しいという18年ドラフト前状態。

チームに4人まで、投手野手のリミット無し(デフォルトは2/2)

この中で外国人枠の問題があるので、リーグの設定を弄ることにした。これによりメッセンジャーが外国人枠を取るという問題はある(日本で言うFA権がない)ものの、投手3人+野手1人という設定が可能になった。デフォルトのロースターだとジョンソンとドリスが枠外というとんでもない状態なので、これでようやく今年の阪神に即した状態に持っていける。

能力ゲージに赤がある時点で絶対的感はない

ただ、ジョンソンが圧倒的かというとそうでもなく、マイナー時代を含めてもBB/9が4前後はあるので、コントロールは良くないというのは(この時点では)正しいデータだろう。三振を取る能力は高く、カーブとストレートは一級品というのはシーズン通して見たその通りであり、被本塁打も少なくパワーピッチャーとして間違いのない能力となっている。ドリスが圧倒的すぎて霞んでしまうが。

いわゆる先中で使い勝手はいいが枠に困る

ガルシアも「序盤のあんなの」ではなく、先発エースクラスとしていい働きをする。先発は藤浪・メッセ・ガルシア・西・秋山・岩貞あたりで回すことになる。ほかにも小野や能見、才木などもそれなりに能力が高めなので、はっきり言って投手に困るチームではない。特にリリーフは盤石である。このあたりは打高の年にあっていい成績を収めただけのことはある。

額面通りならロサリオ以上っぽいが

では、何に困るのかというのはもはや説明不要。今までの基準で言うとなかなかのはずのマルテが一人いるからといって大して変わらない。セカンドショートの人材だけは山ほどいるので、なんか衰えてない鳥谷とバランスのいい上本が出場機会を邪魔してくるまである。糸井や福留(高山)も他チームレギュラーと比べてもそん色ないため、センターと1・3塁が多少ネックという程度に収まる。

誰だこの高山

僕の知ってる高山はこんなんじゃないが、前年1割台に沈んだのに査定は大幅に下がっていないようだ。というより守備固め要員より守備がうまいレベルなので、打てなくても問題ないと言ってしまえる。本当に査定は何基準なんだろうこれ。前年良かった梅野より長打2本しかなかった代打専のほうがパワーあったり、大山がブンブン丸になってたり糸原がヘボ過ぎたりとか。

というところで、数字の上での話をしたわけだが、今回も阪神を使って日本一を目指していくことにする。今回はスカウトの精度をノーマルのまま、能力値はNPB基準での表記にしているので、特に変化がない限り設定そのままでのプレイであることを前もって宣言しておく。

思ったほど数字が信用できない気がする

開幕スタメン・ローテは大体こんな感じ。現実では近本木浪を使っていたが、このゲーム査定ではさほどでもない上にデフォルトが俊介なので、とりあえず弄って8番スタメン近本に。鳥谷上本のバックアップに山崎憲晴、高山の控えに福留という状態でどう出るか。

ローテ投手も西がはっきり言って2億の価値が無さそうな数値。秋山より一回り低いという評価が適当なくらい。リリーフ陣も高橋アキフミが健在、桑原も元気なのでジョンソンや望月が追いやられそうなほど。さらに高い能力にパークファクターがドンと乗っかってくるので、投げる方は全く心配いらない。

メッセと契約を延長するミッション

ただ、この段階で能見や岡本が余ることが確定したので、ベテランはトレードに出しておこうということにした。ノウミサンは巨人の中川皓と、岡本は日本ハムの西村と交換し、若返りも図りつつ扱いに困るベテランを減らした。

クローザーが出始めると打てない影響

このゲーム名物の超延長などもありつつ淡々と日程は進んでいく。この時点で鳥谷がバカスカ打って糸井がブレーキという誤算もありつつ、基本的には打てないので、どうにかセンターの補強が欲しくなる。攻守ともに「どうでもいい」選手が固定になってしまうため。

当時の画像が無かったので1年後ので代用

というところで、枠の問題+現実的なラインでナバーロが余っていたため、放出して乙坂を獲得した。結果的にこれは大成功を収めたのだが、打撃の根本改善にはならない。先ほどの能力のマルテが2割ちょっとをウロウロし、ホームランもほぼ出ない状態が続いたので、何か外国人を獲得…はできないんだこのゲーム。最初所持金マイナスだから。

ヘボいぞ

ちょうど控えの福留が「試合に出せコンチクショウ」と懇願してきたので出してあげた。代わりに貰ったのが「山川穂高」。前年度47本を打ったとは思えない能力値で大体原口くらい。この時点での成績も1割台だったというとんでもないやつ。大体パリーグの選手が酷いような気もする。

いつもの

見慣れたオールスター前の数値

もう見慣れた光景の防御率1位打撃5位。真面目にパークファクターが強烈過ぎて何をやってもこの数字に収束する。2018年度のパークファクターで言うところだと、単打2塁打3塁打はそこまででもないはずだが、現実に即すとホームランの数値が.724から.6に下げられてしまうので、諦めてデフォルトの数値にする。打てない選手が多くなると能力が低くなってさらに~のループなので仕方ない。逆にヤクルトはとんでもないことになっている。

独立のレジェンド井野口祐介選手も

8月に入ると独立リーグがシーズンオフを迎えるのか、所属選手がフリーエージェント項目にズラッと並ぶ。このゲームにおいての独立からの移籍はドラフトではなく、カラバイヨ選手のように中途採用となる。そのため、この年に「有力な独立の選手」は獲得できない。大体最低額に近い1000万くらい(10万ドル)を積まないと独立のタイトルホルダーは移籍してくれない。見るのは楽しいが1年目は頭数要員のユーティリティやリリーフを獲得するのが精々。

マジでヤクルト打線が羨ましくなってくるレベルでの差を見せつけられる。この年山田が全タイトル独占して、糸井が盗塁王をかっさらわなければとんでもないことになっていた。

僅差の4位

惜しかった。打撃陣はもうどうしようもないが、投げる方が圧倒的だったので惜しいところまで行けたというのは例年通り。

ヤクルトのOPSどうかしてるだろいい加減にしろ

ヤクルトの打撃力がとんでもないことになっていること、打撃成績の平均を大体下回っていること。投げる方は圧倒的だということもいつも通り。

割と高山打線

大山がなんかリアリティのある .250 22本 80打点という数値の他、糸井・マルテ・梅野・山川が不振過ぎて泣きたい。逆に乙坂と高山という今後の外野を担う勢がシーズン通して安定し、結果を残してくれた。上本が怪我が無ければ毎年このくらい…という成績であるのもポイント。全体的に現実で「頼むよ…」な人が良く、逆に結構よかったなと思えた人たちがゲーム内で不振になっている感じだった。

岩貞が投手三冠、ガルシア・秋山も防御率の割に負け越しになったが、かなりの働き。藤浪のイニングイーターぶりも負け越しながら意味がある。ドリスとジョンソンがイニング跨ぎもなんのそのの大車輪で、尾仲岩崎石崎などのロングもいい仕事。防御率平均でいうとリリーフはもう一つな気もするが、セットアッパー以外は数イニング平気で投げさせて打たれるときは豪快に行くので、数字は悪くなりがちである。

あとどうでもいいがメッセが1試合目でシーズン絶望クラスのケガをしたので、治ったあたりで翌年の契約を3億から5000万程度に引き下げて延長した。こういう作業を経ないと「メッセンジャーがいなくなって興味なくしたわー」と真面目にバカにならないレベルで人気が下がるので、最小経費で済んだと思おう。

というわけで、1年目は「外野はなんとなく埋まってる」「1塁と強打の選手が急務」「外国人に頼らない先発の構築」が多少必要になるかなという程度で総括を終えることとする。

おまけ

上述の山崎憲晴。守備面はともかく打撃力が上本以上で、四球も2塁打もキャリアで少ない方なのに能力に長けていることになっている。甲子園ホームということで成績は穏やかになるが、これが移籍したら打率3割出塁率4割も夢ではない可能性が。とてもじゃないが現実では戦力外になる年の能力とは思えない。

山田哲人加減しろ莫迦。ただ何が凄いって飛び抜けてはいるものの、3割30本が当たり前のように並ぶ打線の中でちょっと高い程度でしかないこと。打撃系実績が取りたい人はぜひヤクルトで。

あとなんか妙にリアルな成績を残したブラッシュ。現実の2019年では .261 33本 95打点だったが、このゲームではホームランパワーMAXを引っ提げて登場。このゲームでの19年度は .261(!) 36本 99打点でタイトルを取った。パリーグはパークファクターのせいか安定してホームラン数が低く、デスパイネやこの手の外人が30本半ばで争うことが多い。おかわり君や柳田や先述の山川などはかすりもしない。

現実ではあり得ない、というのも多いが、たまにこういう成績が出るのもシミュレータの面白いところである。

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