タイトル: Out of the Park Baseball 18
開発元: Out of the Park Developments
パブリッシャー: Out of the Park Developments
リリース日: 2017年3月24日
基本的な内容は17に準ずるが、細かいところで調整が入っているようだ。リーグも増えているような気もするし、世界大会の監督に就任したりもできるようだ。その辺の調整内容や新要素などは詳しくは触れないというかやる気はないが、触っていくうちに感じられるところもあるだろう。
17年度版データ
基本的には2016年度の成績等によってパラメータが調整されているようだが、パワプロのように単年度の成績が重視されるような査定にはなっていないらしい。具体的には新井良太や西岡などのベテランが複数年不振でもステータス的には据え置きに近く、主力として使っていくことが可能なほど高い。逆に16年だけ活躍した原口などは使い物にならない。16年長打が0に終わった梅野は相変わらずの4番候補なのにどうして…。
17年版のほうで言及してはいるが、「50で平均くらい」というのを思い浮かべてもらえば、これがいかに低いかがお分かりいただけると思う。北條なども大体同じくらいの打撃能力で守備要員としてくらいしか使ってあげられない。逆にほぼ出ていない坂本などは高いのでおかしなことやっとる。まあルーキーや若手は基本的に高めでポテンシャル数値が高く設定されているので、バランス調整と言ってしまえばそれまでだが。それにしたって1軍出場がないような選手並なのは愛情を注ぐようなレベルにない。というわけで今回も勝ちたいならトレードやFAを駆使しろというスタート地点に立ったところで、プレイを進めていこう。
開幕
開幕して1か月ちょっとでほぼ5割。作戦で盗塁エンドラン多め指示を出した結果は好調。長打の少なさを盗塁でカバーして思ったほど不調ではない。投手は相変わらずいいのだが、開幕直後マテオが爆発炎上したのでブルペンの成績がヤバいことになったくらい。ちなみにマテオさんはこの後月単位で好調と炎上を繰り返すことになる。あと桑原が覚醒前なのでものすごくしょっぱい成績になっているのもマイナス。17年度のリアル成績きてくれー!と叫びたくなるくらいには人材難である。あと相変わらず「外国人枠は投手2人、野手2人」という縛りがあるせいで、マテオかドリスのどちらかが永遠に幽閉されることになり、シーズン途中で獲得するのも困難である。デフォルトではキャンベルしか外人枠野手がいないので尚更勿体ない枠。
4月の終わり頃から能見さんが「契約延長してくれよ頼むよ」というオファーを出してきた。この辺がメジャーリーグを基にしたゲーム感があって違和感。リリーフが一人足りないとかが響くので先発は確保しておきたい。延長しまーす。
ヒィッ、無しで。
AS前
打線の不振により5割を下回り始める。何せ盗塁以外全部クソというのは控えめに言ってダメチーム。キャンベルが不振気味になってきたところに鳥谷が思いっきり不調という連鎖で植田をスタメンに。またこのくらいの時期からこのゲームにおいてライトしか守れず糸井と被っている福留さんが「スタメンで出せないならトレードでもなんでもしてくれ」と懇願してくるようになる。入れ替えるほどの成績でもなかったため、残念だが当然ということでトレードを画策し、楽天の岡島とトレードに至る。はっきり言って誰でも良かったのだが。
年齢のせいなのか能見さんがやたらにケガをしてしまい、先発要員にちょいちょい穴が開くことが増えてきたので、能力的には覚醒前の秋山を先発させてみた。
投げては1失点完投(自責なし)、打っては2安打という16年データではあり得ないほどの人生のピーク感ある内容を見せた。まあ本当にこの試合だけだったので定着にまでは至らなかった。実際のシーズンではこういう感じで頭角を現したというか復活を遂げたのだが、それによって能力が大幅アップなどは起こらないのがゲームである。
何やってだこいつ
シーズン成績とは全く関係ないけどこんな事件が。江越をね、1軍に上げて即スタメン起用してみたんですよ。
ケガをしましたって表示が出たから見てみたら多分骨折。試合の結果を見てみると打席数0。そしてダブルプレー成立の項目に「江越-梅野」とあったのでホームで刺したときにケガ…投げたほうやろがい。せめてダイビングキャッチでケガをしてくれ。
能力的には守備も良いしホームラン打てるパワーがあるから、現実のようにロマン枠として起用したいのだが、こう期待した瞬間にへし折れるのはいろいろと辛い。これで長打力のあるセンター候補が消えたので高山がセンターを守って緒方がレフトにがっちり。意外にそっちのほうがバランス取れてて悪くないってなるのは皮肉であろう。なお現実ほど高山は守備がヘタではない。むしろうまいという謎。
シーズン終了
1年目はオープン戦終わりのシーズン開幕直前からスタートなので、トレードしたい以外はほぼ自動でいい。基本的にやることがない。なのでほぼ前年度の成績が反映される形となる…わけではない。先述のようにベテランの能力が高めなまま査定なので巨人が結構強い。さらに陽加入で穴がない。逆に広島があまり高めに設定してもらえていない。ヤクルトとDeNAに関しては山田と筒香のおかげで打線が他よりいいので他のチームより得点力はあるといったところ。前向きに考えると「長期間活躍してた選手は平均してこのくらいやる」という保証があるということなので、別に悪いことではないのだが、ケガとかですでに満足なパフォーマンスができないようなベテランでさえある程度活躍できるので、それもまた違うかと思うところもある。
さてそういうのは抜きにして阪神は結局2位。ギリギリである。打撃成績を見てもらえばわかるように絶望的な中よくやったとも言えるが、さすがにこれではよろしくない。まあ2位以下借金というシチュエーションでほぼ5割は健闘したほうだとも言えるが、4位が1ゲーム差なので本当にギリギリである。
プレーオフ最終ステージ2勝2敗、先発は菅野…あっ
結局接戦を制したのがこの巨人。巨人よりもぶっちぎって優勝したソフトバンク(.671)に競り勝って日本一。こういう時思うよね、「実質阪神パリーグ優勝だろ」的なやつ。
シーズン総括からの翌シーズン展望
打線は問題しかないので補強が必要。主力だがポジション被りでめんどくさくなったため福留を放出したが、戦力的には割と大きめのダウン。40歳なのでベテランは外したくもなるのだが、衰えても能力はそこそこ+なぜか妙に安い契約だったので痛いことは痛い。キャンベルや新井良太がいつまでも主力なのは現実的に見てちょっとおかしいので、嫌いじゃないけど1・3塁の補強を行うことに。いるじゃないですか。KBOに、適材が。
やったぜ。
あとOOTP17の時にも触れたがアベレージヒッター系が成績を残せないことが多々あり、今回も上本と鳥谷が不振だったので、諦めて坂本を獲得した。ショートの3億4千万の人が余ってしまったので、投手あたりとトレードするための駒にせざるを得ない。どうしてこう野球ゲームにおけるアベレージヒッターはイマイチなのか。昔のパワプロではパワーさえあればなぜか打率も伴って上がっていってた覚えがあるが、現代のシミュレーションゲームでも引きずっているのは不思議だ。「たまたま」「他チームでは割と活躍してる」等の問題はあるだろうが、扇風機だからリリースした→HR王獲得みたいなのは頻繁に起こるくせに、アベレージ型がよそで3割打ったというケースは稀。
そんな中チーム首位打者を取った西岡の契約延長しとけとオーナー目標が下ったので、複数ポジション守れる便利さも含めて上本より優先順位を上げ、FAでキープしておくことにした。ケガにも強いステータスなのも好ましい。嘘だろ。実際にこんな活躍を期待したのにぃという残念さはゲームで払拭してやろう。
本年度オフの補強はこの程度ということで、翌年の打撃面での巻き返しを図っていくことに期待したい。